多走行距離車両についての注意事項 (TPP News 2004-2005)

VPクラッチは低回転域の軽さを追求している為、グラフからも分かるとおりアイドリング時のダイアフラム荷重はノーマルを下回ります。したがって、クラッチプレートの磨耗が考えられる多走行距離車両は注意が必要です。プレートの磨耗については個人差があり、目安の走行距離を述べる事はできません。

基本的にはH-DサービスマニュアルやVP説明書に記載されている8000kmおきのクラッチ調整を行っていただく事でトラブルを未然に防げる可能性が高くなります。 高走行距離車両にプライマリカバーを脱着してVPクラッチを装着する際、合わせてクラッチデイスクの点検をすることをお勧めします。サービスマニュアルに添って必要に応じて交換してください。