T.P.P. Variable Pressure Clutch

日本特許 3808091 , 1252281 , 3976205 国際特許 JP2004/007658

■VPクラッチの特徴

必要な時に必要な圧力をクラッチに与えるため低回転域(市街地中低速走行時)では最高約55%(注1)軽くクラッチ操作が可能です。また、高回転域ではノーマルより40%高い圧力をクラッチに加えるという、軽さとハイパフォーマンスの両面を併せ持つ画期的なクラッチキットです。さらに、クラッチの切れる量はノーマルと全く変わらないので、従来のイージークラッチキットと比較してクラッチの切れも良く、ニュートラルポジションも見つけやすくなります。トランスミッションにも優しい製品です。
(注1)TPP004 XL883ノーマル用の場合

■VPクラッチのメカニズム

VPクラッチのシステム

遠心力により外側に向かって開こうとするウェイトの働きがクラッチを押さえ込んでいく。これは回転上昇時の荷重を補っていくメカニズムであり、軽くなる理由は別にあります。

クラッチが軽くなる理由

軽くなる理由(写真:98年以降のBT)
実際のダイアフラムスプリング。押さえ面をノーマルよりも内側へ移動する事により、弱い力で板バネを押し下げる事ができる。テコやシーソーを想像すれば、支点による必要な力の違いは容易にお分かりいただけるでしょう。

クラッチの切れる量は同じ

VPのクラッチの切れる量(切り離し量)はノーマルと全く同じ。違和感なく操作ができる。多くのアシストシステムは切り離し量を減少させて(切りきれていない状態)軽さを求めています。ワイヤーや遊びの調整もサービスマニュアルどおりに行える安心の製品です。


  • クラッチの圧力変化を体験。クラッチ操作が楽しくなります。
  • 油圧クラッチにもそのまま取り付け可能、CVOモデルの重いクラッチ問題も解決します。
  • 「ノーマルでも軽い2006年モデル以降」それでも約30%軽く操作できます。これはもう125cc並み
  • 98年モデル以降のBIG TWINモデルなら取り付けは約10分!(TPP013除く)(*取り付けはプロのメカニックに依頼される事を強く推奨します。)


荷重変化グラフ