ノーマルエンジン用 TPP001 STD はどのくらいの仕様まで対応できるか (TPP News 2004-2005)

お問い合わせの中で、ノーマルエンジンにお使いいただいているTPP001 スタンダードが、どのくらいのエンジン仕様まで使えるのかというお問合せが多くあります。

シャーシダイナモのトルク曲線とクラッチ許容範囲をグラフにしてみました。他のシリーズの許容値もよく分かりますので参考にしてください。

Variable Pressure 荷重変化グラフ

Twin Cam88 トルク曲線とクラッチ許容範囲グラフ

TwinCam88 ノーマルエンジンにおいて、ダイアフラムスプリングの圧力220ポンド(約150kg)が最低限必要です。TPP001 スタンダードは停止時や渋滞での軽さを追求する為に初期荷重を190ポンドに変更していますが、増加したウェイトにより、2000回転付近で既に最低必要荷重に達しクラッチを確実にホールドする事がこのグラフで分かります。基本的にクランク軸トルクがクラッチ必要圧力を超えなければOKということです。

さて、今回のテーマについてですが TPP001 は、やはり吸排気系くらいまでのチューニングを目安としてください。仕様によりトルクの出方が様々だと思いますので将来ハイカム等のメニューを考えられている方は TPP002 を選択しておく事が望ましいでしょう。

これらはあくまでも目安ですので下記の対応表でご不明な場合は愛車のチューニングデータを明記してお気軽にお問い合わせ下さい。