クラッチハブナットに関する注意

この度、2021年モデル新車ソフテイルで、クラッチハブナットが規定トルクで締め付けられておらず、悪いことにロックタイトも塗布されていない車両があり、約60kmの走行でクラッチハブナットが緩み、プライマリー及びダービーカバー、VPクラッチが破損するという事例をご報告いただきました。

全てのものがそうではありません。決して不安を煽ろうとしているものでもなく、VPクラッチを装着する機会がある車両は、点検を行う良い機会でもありますので、この場で情報を共有をさせていただきます。 

新車にVPクラッチを取り付ける際、クラッチハブナットが規定トルクで締め付けられているか確認することをお勧めします。可能であればプライマリーカバーを外し、ロックツールを使用し点検するのがベストですが、手っ取り早く点検する方法として、「ノーマルリテーナーを取り外す前に、アジャスタースクリュープレートを外し、ギアを5速か6速に入れ、リアブレーキを踏みハブナットの締め付けを点検する」やり方もあります。

安全にお乗りいただくため、非常にお手数ですが、クラッチハブナットの点検も合わせて行うようお願い申し上げます。